2019
12
Jul

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中学校の入学試験問題に!

またまた久しぶりの投稿になってしまいました。
意外なことがあったので、記録をかねて書いておこうと思います。

昨年の11月の話ですが、ある出版社から連絡をいただきました。

その依頼内容は、

南 俊夫 先生
「ぼくはアホウドリの親になる」の使用について

というものでした。

本を出すと、出版社からは
「先生」と呼ばれます(笑)
何かしらの文書にも
南 俊夫先生 と宛名がなっていて、
自分のことながら

「先生じゃねえよ」

と一人突っ込み。
したり、

ちょっと偉くなった気分になって息子に
「先生ってよんでもいいよ」
と自慢して、
冷たい目で見られたり

しています。

写真展やったり、講演会なんかやったりする場合も、依頼していただける会社の担当者のかたなんかもそうなんですが、
「先生」と呼ぶんですよね。

で、最初はそのまま打ち合わせなんかも進むのですが、打ち解けてきて2回目の打ち合わせのときなんかに

「先生はやめてくださいよ~」 わたし
「いえいえ、何をおっしゃいますか、先生!」 担当の方

なんてつまらないコントのようなやり取りが行われたりするのです。

すみません、話がそれました。

で、依頼内容はといいますと、わたくしの著書
「ぼくはアホウドリの親になる」
の文章の一部を、とある全国実力模擬試験(小5)に使用したいということでした。

「模試?まじで?俺の拙い文章が問題になるのか?」
と思ったのですが、光栄なことなので、承諾書の承諾に丸をつけました。

写真集を出す写真家の方々は多々居りますが、「読み物」のような本を出される写真家の方は、そんなにたくさんいないので、苦労して原稿書いてよかったな~と
しみじみ思いました。

これがその本の表紙です。

2015年に出版した本ですが、この写真は2012年なので、もう7年も前のわたしなのですが、

50-49cover

自分でも久しぶりに見たのですが

若いですね・・・・

髪も白くないですね・・・

変な顔してるし(笑)

表紙、何案かあったんだけど、この写真は嫌だったんだよな~
でも、編集の方々は
「これしかない!」
という感じでしたのでお任せしました。
(あまり自分の意見をいれずに客観的な目で見るほうが良いのはわかっているので)

このときは、アホウドリのヒナを育てるために、2月から5月末まで無人島でキャンプ生活していました。
4ヶ月のぶっ通しではないですが、だいたい1回当り2週間から4週間くらい。
数えてみると、1シーズンに90日くらい滞在していました。
最長は38日間連続キャンプで、ようやく帰れるという日。
その帰りの父島に戻る漁船に乗っているときに東日本大震災が起こり、港に着くなり、自分のボートに乗り沖に出て一晩家に帰れなかったのですが、家に帰ってテレビをつけたときの衝撃は今も忘れません。

いまでもモニタリング調査でキャンプに行きますが、たいていは1週間です。
無人島なので、電気も水道も無く、風呂もトイレもないのですが、ヒナを飼育していたときの長いキャンプ生活の経験があると、1週間くらいだと、まったく辛くもなく、ちょっとした小旅行といった感じです。
ただ、いま、できるかといったらどうでしょうかね?
若いからできたのかな。

すみません、また話がそれました。

で、中学お受験を控えた小学5年生の模擬試験の問題に、わたしが書いた文章が採用されるということで、その承諾以来でした。

問題も添付されていましたので、問題を解いてみたのですが、前門正解でした!
あたりまえか。
でも、久しぶりに読んだんですが
「Aにあてはまる言葉としてもっともふさわしいものを書きなさい」
とか、なかなか難しいんじゃないかな~
「がんばれ受験生!」
なんて思いながら、承諾書を返送しました。

そして、時は流れそんなことも忘れていた先月(6月)郵便物がとどきました。
またまた 「先生」宛です。

南 俊夫 先生
「ぼくはアホウドリの親になる」
《2019年度 東海大学付属相模高校中等部 4年間スーパー過去問》
作品掲載ご承諾以来

というものでした。

前回は模試だったのですが、なんと今回は入試の過去問題集?

ということは、入試問題に
「ぼくはアホウドリの親になる」
から出題があったということです。(これの承諾依頼がなかったのが不思議なのですが・・・)

とても驚いたのですが、なによりも驚いたのが、その学校名でした。

東海大学付属相模高校中等部

なんと、わたしの母校である東海大学付属相模高校の中等部(わたしは中等部には行っていないけど)だったのです。

なんという偶然でしょうか!

ということで、この試験を受けて合格して中等部に入学した子達は、3年後に東海大相模高校に入り、わたしの後輩になるわけですね。

まあ、でも、35年くらい後輩になるので、出会うこともないだろうな~
でも、もし偶然出会ったら、

「あの国語の問題できた?どうだった?難しかった?」
とか聞いてみたいものです。

ちなみに問題は、模試よりも難しかったですが、おなじ章から出題されていたので、あの模試を作った人はすごいってことでしょうか?

よく分からないですが、東海大相模の入学試験に、僕の本から出題されるって決まっていたわけではないでしょうから。
そっちのほうが驚きでしたが、どうなんでしょう?

じつはわたしの息子も今年中学に進学しました。
もちろん受験などせずに、公立中学に通ってますが、東海大相模中等部を受けてたら、国語の試験で驚いただろうな~

問題読んだら、親父の本からの出題。

でもできなかったりして(笑)

そんなわけで、来年、中学受験をお考えになっている親御さん。
「ぼくはアホウドリの親になる」(偕成社)1600円+税
読んでおいたほうが良いですよ(笑)

ということで最後は宣伝で終わりましたが、この本の続編を作ろうと考えてますので(まだ進んでいませんが)その際には、どうぞよろしくおねがいいたします。(試験にでるかもしれません)

 

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